アトピーの子の水いぼを効率的に治すお勧め治療法ーステロイド使いで悩んで行きついた結論―

こんにちは!

3歳育児中のアラフォーの新米ママです。

わが子のアトピー体質で悩んでるのに気が付けば水いぼにも頭と胸を痛めている毎日。

そんなあなたに、同じようにアトピーと水いぼに格闘する筆者から、効率的に治すにはどうしたらよいのかについて、経験から得た治療の受け方のポイントをご案内いたします。以下のような悩みがあったら是非見ていってくださいね。


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“全部なくなるまで治療に通って取ってもらったほうがいいの?”

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“増えているのは、もしかしてアトピー治療でステロイド軟膏塗っているせいなのかな?”

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”身体中、水いぼだらけなのに、“飛びひ”にもかかってしまった。アトピーのせいで飛びひになったのかしら? それとも水いぼのせい? アトピーと水いぼと飛びひ、どうやって治していけばいいの?”

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“先生は自然治癒するともおっしゃるし、1度取り除いたら、肌に残ってる水いぼは自然に消えていくって伺った。だけど、なかなか減らないし、ほんとに放っておいていいのかしら? 「お母さんの方針で決めてくださいね」っておっしゃるけど、そう言われてもどうしてよいのやら・・・“

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“保育園の先生から「ほかの子にうつるから水いぼの治療受けてきてくださいねっ」って言われちゃった。”

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“いつになったら水いぼはなくなるの? 放っておいていいの? それとも治したほうがいいの? 治すならどうやって治すのがいいの? いったい、何から手を付ければいいの?


水いぼって、放っておけば治るとも聞きますね。治療法も多様で、積極的に病院でピンセットで取り除く方法もあれば、漢方で家庭で治す人もいます。また、痛い治療もあれば、痛くない治療もあります。いったいどれが自分の子にあっているか悩みますよね。

わたしも初めての育児で、息子のみずいぼ退治に悩み続けてこれまでなかなか治らず治療に苦戦してきました。アトピー性皮膚炎の3歳の息子は2歳9か月からこれまで、合計3回ピンセットで取る施術を受けてきています。生後からお世話になっている小児科で2回、私と息子の親子揃って、アトピーでお世話になっている皮膚科で1回です。

 

悩ましい水いぼ対策。これまでの治療から水いぼとの向き合い方について、体験からの反省点と気づいたことや、複数の専門医の先生と自分で調べてみてわってきたポイントをご紹介したいと思います。

一人で悶々となやみ、息子に辛い思いをさせてしまった親として、お悩みのあなたに、ちょっとでも解決のお役にたてたらいいなと思っています。よかったら、読んでみてくださいね。

目次です。ボリュームがあるのでご興味のある項目からどうぞ。


【その後の経過】

この治療方法の後、息子の水いぼは全身5個くらいにまで激減しました。治療してから3か月経ちますが、増えずに安定しています。全身見違えるほどサラサラすべすべに保てており親子で喜んでいます(嬉泣)。

1.アトピッ子の水いぼ治療で大切なこと

アトピー性皮膚炎の子の場合、水いぼが小さく、少量のうちに一気に取り去ってしまう。でも、アトピーで肌が荒れてしまっているなら、あわてて水いぼ取ろうとしないでアトピーを先に落ち着かせるのが先決です。

アトピーの皮膚症状があると、水いぼのウイルス感染が広がりやすいので、まずアトピーを落ち着かせておいて、短期決戦で極力一気に水いぼを大量摘除する!

水いぼとステロイド外用薬の相性はよくないという医学的な根拠はあるのですが、お医者さんのご指示を守って正しい用法用量を守ってステロイド外用薬を抗アレルギー剤と併用してアトピーを落ち着かせる

以上が水いぼを長引かせずに早くサヨナラするコツであることがわかりました。

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えッ?! 大丈夫なの? ステロイドって、なんだかやっぱり怖いなぁ。脱ステロイドでアトピーを治している人もいると聞くし、、、と思いますよね。

筆者もとても不安でした。でも、アトピーと水いぼのことを複数の先生に尋ねて教えていただいたり、自分なりに調べてゆきながら疑問と不安を解消していきました。

そのお話をご紹介したと思います。

2.水いぼってどんなもの?

水いぼってどんな病気か知らないことには先生にどんな相談をしたらいいかわかりません。親としてどんな治療法を選んだらいいのかも決めにくい。ということで、最初に水いぼの特徴をざっと調べてみました。

正式名称:伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)

原因となるウイルス:伝染性軟属腫ウイルス(ポックスウイルス)

形  状

  • 表面がツルツルしていて、光沢がある。
  • 大きさは直径約1~5㎜で、イボの中央にくぼみがある。
  • その中の白い塊の部分にウイルスがたくさん含まれている。

症  状自然治癒が近いころに痒くなる(モルスクム反応)

特  徴

  • 接触感染する(=直接患部に触れなくても、タオル、衣類などを介してうつる)
  • ウイルス感染後、水いぼの症状がでるまで2週間~50日程度かかる
  • 毛に感染すると考えられている  → そのため毛のない掌や足の裏などにはできないと考えられている。
  • 皮膚の薄いところ(胸部、腹部など)、擦れやすいところ(脇の下など)にできやすい
  • 自然治癒する。感染後、健康な子は6か月~3年で自然治癒するといわれる。6か月~5年という医師もいる。治癒まで個人差がある。掻き広げなければ通常半年前後で免疫ができて自然治癒するといわれている
  • アトピー性皮膚炎の子は掻いてしまうことから全身に広がりやすい。
  • ステロイドを塗るとみずいぼが増加する(日本小児皮膚科学会サイト情報)
  • 小児に多い。ウイルス感染のため成人は免疫を持つ。

3.どんな治療法があるの?

次に、実際、どんな方法で水いぼが治せるのかを調べてみました。

主に次の3つの方法があることがわかりました。

まず①病院で施術してもらえる治療方法、②病院の診察を受けて、医師のご指示に従って家庭で治療する方法があります。そして、家庭で治す場合でも、医師の指示に拠らずに③ネットや口コミで得た情報をもとにご家庭で治療していく民間療法で治すというものがあります。

お医者さんに頼らないで家庭で独自に治す治療法に効果があるのか、身体にいいのかよくないのか、そのあたりも気になるところですね。1つずつ見ていきましょう。

3-1.医療機関での治療・医師も認めている治療法

● 自然治癒を待つ

● 外科的な治療方法

  • ピンセット:(トラコーマ攝子、リングピンセット)で摘み取る
  • 液体凝固療法:痕が残ることもあり、痛いのが難点だが極めて有効な治療方法
  • 硝酸銀ペーストで灼く:(詳しくは割愛)
  • スピール膏で灼く:(詳しくは割愛)

● 内科的な治療方法

  • ヨクイニンの服用・・・家庭でもできる

ざっくりと、この3つに分かれてるようです。積極的に治す方法としては、調べてみたところ、ウイルスの詰まっている白い芯のようなものを取り除くピンセットで取り除く外科的療法が主流のようです。

3-2.家庭でできる治療法

  • ピンセットを購入してイボをとる

通信販売で1,000円くらいで購入でき家庭で摘除できます。アマゾンなどの通信販売のレビューに体験談が多く寄せられています。

  • イソジンを直接、水いぼに塗る

外用消毒剤イソジン液の有効成分ポビドンヨードの効能・効果は皮膚・粘膜の創傷部位の消毒です。

イソジン液やヨウ素に対して過敏症の既往歴がある人は禁忌です。医師でイソジンを使って水いぼを取ることを勧めている情報は見当りませんでした。むしろ、効かないという医師も多くいらっしゃいます。実際にやってみて効果あったというご家庭はあるようです。副作用も全くないわけではなく、極々わずかですがヨードでショックやアナフィラキシーショックが起こりうることにも注意が必要です。

  • イソジンと紫曇膏との組み合わせ

効果あったという方もいらっしゃるようです。詳しくは割愛します。

  • ハト麦茶

ヨクイニンが含まれ、水いぼの治りがよくなるといわれています。勧めているお医者さんもいらっしゃいます。

ヨクイニンがどのような仕組みでどういう病気に効果があるのか、どのような成分があるのかなど医学的に明解なデータはないものの、昔からイボに効果がある漢方として広く愛用されてきているようです。

  • 蒸留木酢液

液を浴槽に垂らして入浴したり、イボに木酢のエッセンスを綿棒で塗布したりする方法などがあります。木酢の殺菌効果を期待して治療する方法です。通信販売でも購入でき、効果があったというご家庭のレビューも見られます。民間療法であって、医学的根拠があまりないのでお勧めしないという医師もいらっしゃいました。

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いろんな治療法があるのですね。どれを選んだらいいかちょっと悩みますね。何を基準に選んだらいいんでしょうか。ご一緒に見ていきましょう。

ちなみに、私自身は、ピンセットで摘み取るのは肌を傷つけるから怖いと感じていました。そして、泣いてバタバタすること必至の息子と格闘できるか自信もないので医師に治療をお願いすることにしまいた。

でも、調べてみたら、ご家庭で実際にお子さんの水いぼをとっていらっしゃる方も案外たくさんいらっしゃいました。

4.どの治療法を選んだらいいの?

4-1.自然治癒を待ってていいの? 治療したほうがいいの?

さっそくですが、それぞれ選んだ方々の理由を集めてみました。

選ぶ理由
自然治癒を待つ派
  • 6か月~2,3,5年で治るから。
  • 良性のイボだから
積極的に治療する派
  • 社会生活上の問題を回避したいから

* プールでほかの子にうつしてしまうリスクを避けたい

* 見た目が良くないことで本人が気にしてしまう

* いじめの原因になるのを避けたい

  • 身体の他の部位に広がるのを避けたいから
  • ほかの人にうつさないようにしたいから

ざっと、こんな感じでした。

自然治癒のメリットはなんといっても痛くないこと。水いぼは掻き広げなければ自然治癒しやすいとされています。

「いずれ治るので、保育園などの集団生活をしていてなにか言われるようなことがなければ取らないのも選択肢の一つ」と先生はおっしゃいます。

掻き広げなければ、、、、か。

う~ん、、、まず爪を切るとか、手洗いをよくして清潔をたもつようにするとかはできるとして、それでも年中、搔いてしまうのがアトピッ子の悩みどころ。アトピー性皮膚炎の子は、乾燥肌だったり痒がって肌を掻いて傷つけてしまうことが多いですよね。つい掻いてるうちに水いぼも掻き壊してしまい、さらに感染を広げやすいのが大きな悩み

 筆者は、肌に起こるさまざまな皮膚症状をトータルで診ていただく必要があると思ったのも、お医者さんに診ていただくことを選んだ理由の一つです。

また、保育園生活でほかの子とじゃれあう機会が多く、ほかの子にうつしてしまう危険性が高いというのもあります感染させてしまった子が快適に生活するのを妨げてしまっては大変です。次から次へとみんなに感染してしまう事態は避けたいものです。

そういうことから迷わず積極的に治療を受けることを選びました。

4-2.集団生活での水いぼの扱われ方は?

実際、水いぼを治さないで保育園に通わせると、どのようなデメリットがあるんでしょうか。また、水いぼの子は保育園生活を快適に楽しく過ごすには、どんなことに気を付けるとよいのでしょうか。

保育園、幼稚園、小学校の学校生活など、子どもたちのの集団生活のなかで、水いぼってどんな扱いになっているか、気になるので調べてみました。

ちなみに、わたしも、息子の保育園の先生からも「息子さん、痒がってるし、ほかの子にもうつるから、病院で取ってきてくださいね~!」って言われていました。

アトピーや飛びひを治療していたので、水いぼを摘み取る施術がのびのびになってしまっていて先生からご注意いただくたびに、スミマセン・・・>< と小さくなっていた筆者でした。


<<学校に行ってもいいの? & プールに入れるの?>> 

伝染性軟属腫(みずいぼ):

幼児・小児によく生じ、放っておいても自然に治ることもありますが、それまでには長期間を要するため、周囲の小児に感染することを考慮して治療します。

プールなどの肌の触れ合う場ではタオルや水着、ビート板や浮き輪の共用を控えるなどの配慮が必要です。この疾患のために、学校を休む必要はありません。

(出典:学校感染症 第三種 その他の感染症:皮膚の学校感染症に関する統一見解(平成22年7月) お子さんとその保護者さんへ /日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会・日本皮膚科学会・日本小児感染症学会)

伝染性軟属腫(みずいぼ):

プールの水ではうつりませんので、プールに入っても構いません。ただし、タオル、浮輪、ビート板などを介してうつることがありますから、これらを共用することはできるだけ避けて下さい。プールの後はシャワーで肌をきれいに洗いましょう。

(出典:学校感染症 第三種 その他の感染症:皮膚の学校感染症とプールに関する統一見解(2013年年5月)   お子さんとその保護者さん、並びに保育園・幼稚園・学校の先生方向け /日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会)


なるほど、、、登園や登校することは問題ないし、ほかの子にうつらないように気を付けさえすれば、健康な肌の子と一緒にプールに入ってもいいんですね。ホッ。プールでは水を介して感染するのではなく、水いぼは接触感染するもの。ビート板などから感染してしまうのね。

ということで、他の医師からの情報もあわせてまとめてみた対策がこちらです。

<<水いぼの子が保育園・幼稚園・小学校で気を付けること>>

  • 登園登校はOK
  • プールでは水着、浮き輪、ビート板、タオルをほかの子と貸し借りしたりして共用しない
  • プールでは、患部がほかの子に触れないように、長袖の水着、ラッシュガードなどで肌を覆い、はみ出ている水いぼは撥水性の絆創膏で覆う
  • プールから出たら身体をよくシャワーで洗って、保湿剤を塗る

できそうな感じですね。だけど、やっぱり大変は大変。なにも気にさせずにのびのび遊ばせてやりたい。。。本人も、親だけでなく、保育担当してくださる先生方も大変です。自然に治せる環境と条件があればそれに越したことはないですが、集団生活をスタートしたからには、早く治してやるに越したことはなさそうですね

5 アトピーと水いぼ

5-1.アトピーと併発しやすい皮膚炎

水いぼの摘除を先延ばしにして、アトピーの治療をしているある日のこと、保育園の先生からも「息子さん、飛びひかもしれないので、すぐ病院で診てもらってください!」と言われてしまった筆者。

飛びひでは保育園は登園停止にならないものの、伝染性なので一刻も早く治さないといけないですよね。

すぐに皮膚科の先生に診ていただいたら、アトピー性皮膚炎の子は、皮膚が弱いため飛びひにかかりやすいんですよ、というお話でした。

先生に伺うと、アトピー性皮膚炎の子が併発しやすい皮膚病には飛びひのほかにカポジウイルス性発疹症というものがあるそうです。水いぼが原因で飛びひになることはないというお話でした。飛びひも、カポジウイルス性発疹症も、水いぼのように自然消退するものではなく、治療が必要な病気です。

ということで、まとめると

  • アトピーを残したまま水いぼ治療するデメリット

*アトピーのために痒くて肌を掻いてしまう→ 水いぼを掻き壊し、水いぼの感染が広がる

アトピー性皮膚炎の子は皮膚が弱いので飛びひやカポジウイルス性発疹症を併発しやすい

 → 飛びひやカポジウイルス性発疹症を治療している間に水いぼがさらに広がる危険性がある

  • 水いぼは良性で自然消退するが、アトピーは治療が必要な皮膚炎である
  • 飛びひもカポジウイルス性発疹症も治療が必要な病気である
  • したがって、水いぼ治療する前にアトピー性皮膚炎の皮膚症状を落ち着かせるのが先決

さっそくアトピーの治療に専念することにしましょう。

5-2.ステロイド外用薬って大丈夫なの?

水いぼに先駆けてアトピーを落ち着かせる意義はわかったところで、ステロイドの問題浮上です。

アトピー治療って、ステロイド外用薬を中心に使いますよね。世間では脱ステロイドでアトピーを治す一般の方々もいらっしゃったり、ステロイド外用薬を使うのが不安になるような情報がたくさんあります。

そして、専門知識の理解に乏しい一般人の筆者、ステロイド外用薬そのものに、もやもやとした不安があったりします。

そこへきて、日本小児皮膚科学会サイトで、ステロイドを塗るとみずいぼが増加するという記述を発見! アトピーで水いぼの子の親としては不安をかきたてられる情報ですね。

息子の場合もステロイド軟膏をしょっちゅう塗っている腕などを中心に水いぼが広がっているのを見ると、やっぱりステロイド軟膏がよくないんじゃないか、、、と不安でしたが、案の定、日本小児皮膚科学会もそうだと言っている。。。

そこで専門医の先生にお尋ねしたり、医療の書籍を読んでみたところ、ステロイド外用薬は、一定量投与されると、免疫抑制作用の働きで、水いぼの感染のリスクが上がるという医学的根拠があることがわかり、さらにショックをうけました。

しかし、一方で、息子の主治医の皮膚科の先生に伺うと、ステロイド外用薬を使って水いぼが増加するというのは理論上のものであって、適切にステロイドを使用すれば大丈夫とおっしゃっいます。

こちらの先生は、筆者が幼児のころから人気のある開業皮膚科医の先生で臨床のご経験も豊富だから、実際それが実体なのだと思います。

また、ほかの皮膚科領域ご専門の先生にお尋ねすると、「2~3か月、毎日かなりの量を塗り続ければ、少しは免疫抑制も起き(て水いぼの感染のリスクが上が)るけれど、塗ったり塗らなかったりならば心配ないですよ」とのことでした。

ということで、まとめると

  • ステロイド外用薬は水いぼに良くない影響を与えるという医学的根拠がある

しかし!

  • アトピー性皮膚炎の治療には医師の指示で適正な用量、期間使用する分には、ステロイド外用薬によって水いぼの感染が広がる心配はいらない

水いぼと早くサヨナラするためにも、あせらずに、先生からご指示いただく適正な量のステロイド外用薬を適正な期間塗って、アトピーをしっかり落ち着かせ肌をコントロール状態をまず整えるのがよいということになります。

うちの場合も、この結論にたどり着くのが遅すぎて水いぼだらけになってしまいましたが、そうやってステロイド外用薬を塗り続けると気持ちを固めたからには、ステロイド外用薬を言われた通り正しく使って、心配になったらすぐに皮膚科の先生にご相談しよう、と決めました。

ただし、水いぼのあるところにステロイド剤を思い切りよく塗るというのはしていません。極力水いぼを避けてアトピーのところに塗るようにしていました。

でも水いぼとアトピーの境目なんてないよ~><ってなりますよね。そういう場合は迷わず専門医に具体的な対処方法を教わるのが完治への近道です。

【追記:その結果】

ステロイド剤を上手に使って治療する方針に決めてから、ヒルドイドソフトのローションで保湿しながら気になるガサガサ箇所にちょこっとだけステロイド剤を塗ってまめにケア&キュアを続けています。その効果あってか、最後に摘除してから3ケ月以上たっても水いぼは5個位に激減し、サラサラすべすべのきれいな肌が続いています(嬉)

6.治療法—局所麻酔テープなしとありの摘除を体験して

筆者の息子は摘除を3回経験しています。生後から検診でも風邪でもアトピーでもなんでもお世話になってきていた小児科の先生のところで2回、そのあと途中から親子揃ってアトピー受診し始めた皮膚科の先生のところで1回です。

合計3回の体験から、アトピっ子の水いぼ治療でこうしておけばよかった! と思うことをお話しようと思います。よかったらご参考にしてみてくださいね。

6-1.局所麻酔テープ使用・不使用のメリット、デメリット

息子が1回目、2回目に摘除した小児科では、局所麻酔テープ(ペンレステープ)を使用する摘除施術でした。3回目に摘除していただいた皮膚科ではペンレステープを使用しない摘除施術でした。

そこで、患者サイドから見た局部麻酔テープ(ペンレステープ)使用・不使用のメリット、デメリットを比べてみました。

メリット デメリット
ペンレステープ使用なし すぐに治る場合もある 非常に痛い
ペンレステープ使用あり 痛みが和らぐ 麻酔テープは劇薬であり、また、保険上、使用できる枚数に制限がある。そのため1回では取り切れず、何回も通院が必要。

ペンレステープは、2012年6月から水いぼに対する処方が保険適用になりました。劇薬です。一回で使用できる枚数に制限があります。

摘除当日に、自宅で貼って30分~1時間あるいは3時間など、一定時間経ってから受診して摘除するスタイルの病院もあるそうですが、息子の小児科では、貼ってから30分病院の待合室で待つスタイルでした。

劇薬でアナフィラキシーショックのリスクも全くなくはないことを考えると、素人としては病院内で待たせていただけたのはありがたいことでした。

ペンレステープの詳細は、下記のサイトで取扱説明書を見ることができます。一般名・販売名の検索欄に「ペンレステープ」と入れて閲覧してみてください。http://www.info.pmda.go.jp/psearch/html/menu_tenpu_base.html

ペンレステープのほかに、摘除前に痛みを軽減するためのものとして、痛みを軽減するためにクリーム状のものもあるようです。

6-2.痛がる、泣く原因は?

 

ピンセットを使って摘除する場合でも、麻酔テープしたから、痛がらなくて安心ね、と安易に考えていた筆者でしたが、 実際、そうでもありませんでした。

 局所麻酔テープなし時は、肌をピンポイントで何度も摘まれること自体の痛みが中心になると思いますが、局所麻酔テープありでもやっぱり後半、泣き暴れてしまいました。取り除くときにつままれたらやはりそこそこ痛みはあるようですし、手足を押さえつけられていたのが苦痛だったようです。

あとは、いつ終わるかいつ終わるかと思いながらじっと待っているのに一向に終わる気配がないのに耐えられなくなっているのもあると思いました。

押さえる側も、バタバタするに違いないと必死になって強く抑えてしまいがちですが、様子を見ながら抑える力も加減してやる必要もありそうです。

息子が、麻酔なしで途中でもがいたとき、看護師さんにもお願いして、一斉にいったん手を離して仕切り直しをし、もう一回、息子に「よく頑張っててえらいよ! もうちょっとがんばろうね」とエールを送ると、「うん」とうなづき、最後までがんばることができました。

まだまだ小さく細い腕をぎゅっと抑えて応援しながらも、痛い思いをさせてかわいそうだと胸がチクチクしていた筆者でしたが、帰り道、「ぼく、イタイイタイって泣かなかったよ!」と言われたときに、あ、がんばって、向き合ったんだな、一歩成長したんだ、と思うことができました。

その後、2回目の摘除を「ぼく、イタイって言わないよ。強いんだよ!」と言ってがんばれた時は、正直驚きました。3歳前後くらいだと、がんばれるよ!と応援してもらうと、思っている以上に、聞き分けていて“かっこいいところをも見せよう”と自分の意志でがんばれるんだ、と思った体験でした。

***

こんな痛み、味わわせないに越したことはありません。でも取ると決めたからには、ポジティブに考えないわけにはいかない。どうあがいてもイタイ施術、術中、安心させてあげるとともに、一人前に扱って勇気を奮い立たせてあげる子どもの自信につながる、筆者としては、そう胸に言い聞かせるしかありませんでしたが、実際に、「がんばってるね。」「えらいよ!」「きれいにしてプールでいっぱい遊ぼうね!」と応援したり、終わったら「がんばったね!」 「さすがだね!」 とたくさん褒めたところ、思っていた以上に子どもを力づけ、自信をもたせることができたように感じました。

痛みと苦痛についてまとめると

  • 局所麻酔テープ有りでもなしでも、少なからず痛み・苦痛感はあって、水いぼを取り去ろうとしたら避けて通れない
  • 痛み・苦痛は摘除施術を受けている最中の一時のみ

ということは、

  • 痛い思いをすることが避けられないのだから、一回の治療で最大限の数を取り除く
  • すると感染が広がるのも防ぎやすい。
  • また、結果的に、肌をつままれる回数も最小限に抑えられて得策。

ってことになります。

ならば、

  • 数もまだ少なく、大きさも小さいうちに、水いぼ取りのお得意な先生に一気に取っていただくのがベスト!

そして、

  • 一人前に扱えそうなら前向きに励ますと、自信を育てるよいチャンスになることも。

筆者は痛みを感じさせたくない、という気持ちがついつい先立ってしまい、ここにたどり着くまでずいぶん遠回りしてしまいました。

大きく育ってから取りましょうという先生の方針に従って大きくなるのを待っていた筆者でした。掻き壊さなければそれで収まっていたかもしれない水いぼ。でもアトピっ子だから掻いて水いぼがどんどん身体に拡がってしまいました。

水イボが大きくなるのを待ってたら、アトピーに併発した飛びひで肌がひどいことになってしまいました。そして、その間にアトピー痒さで掻いてしまい、さらに水イボが増えてしまったのでした ><

小さい水いぼはつまみにくく、自然消退するかもしれないものを無理につまむのは酷だということもあるのだとは思うのですが、アトピー性皮膚炎の場合は特に皮膚科領域専門の先生に皮膚の状態のコントロールをしていただきながら、タイミングよく摘除する方法が良いというのを実感しました。

大きくならないと摘除できないんだと思っていましたが、小さいのからでも取る方針の先生もいらっしゃる。つまみにくい小さいのを取るのは痛いに決まっています。小さいのからでも取る方針の皮膚科専門医の先生のピンセットさばきはすごかったです。目にもとまらぬ速さでイボをキャッチするとピピピピピピ・・・・ と摘み取って、あたり一面に水いぼの中身が飛び散りました。息子は泣き叫んでいて、親としても本当につらかったです。

でも、小さいうちに、身体中に拡がる前に摘み取ってしまうのが早く消退させ、また摘除の辛さを最小限に抑える秘訣。

また、素人が生半可な知識で質問したら生意気なのでは、、、というヘンなためらいもあって先生に積極的にご相談できていなかったのもよくなかったと反省。自分で調べて疑問に思っていることを積極的に先生にご相談しておいたら3回以上取りにいくような事態にはならなかったのでは、ととても反省しています。

それに(反省点が芋づる式に出てくるのですが(汗)、、、)麻酔テープなしよりアリのほうが痛くないだろうと思って、麻酔テープアリの方法での施術希望を優先したことも水いぼを減らすどころか、かえって増やしてしまった一因だったのではないか、と振り返っています。

なぜなら、局所麻酔テープ貼って1回に取れたのは30個くらいでしたので、まだまだイボが大量に残っていたため、掻き壊してるうちにそこからまた感染が広がってしまったと考えられるからです。

小さいイボのうちに一気に取っておけばよかった。もしかして、小さくて数も少ないうちだったら、麻酔テープ貼っても1回で全部取ることもできたかもしれません。

最小限の痛みで全部取り除けるチャンスを逃し3回も辛い思いをさせてしまった。。。あぁ、息子、ごめんなさい ><

6-3.3回の摘除を通して得た教訓

教訓・・・アトピーなら特に・・・

  • みずいぼの実態、治療法、日ごろのケア方法、予防法をざっと知っておく
  • みずいぼの特徴(できやすい場所、広がりやすい条件など)を念頭に正しいケア方法、予防方法を生活習慣にする。
  •  不安なこと、疑問点はためらわずに、主治医の専門医の先生(*)にご相談する
  • 質問しづらければ、Askdoctorsなどのネットで医師に相談できるサイトを利用して、セカンドオピニオンを受けるのも一策
  • 痛みを避けるよりも早く取り除くことが先決
  • アトピーが落ち着いたら、すぐに水いぼ摘除の受診をする
  • “水いぼ取りはイタイ” と親子で怖がり過ぎない。痛いのは事実ですが、一瞬です。案ずるより産むがやすしでした。
  • サイズが小さいうちでも上手に摘除してくださる皮膚科領域にお詳しい、水いぼの治療経験の豊富な専門医の先生(*)に診ていただく

注*:皮膚科専門医は日本皮膚科学会のホームページで検索できます。

6-4.やってみてよかったこと

アトピーで通院予約した日にはあれほど痛々しかった肌荒れが、受診日当日にはほぼすっかりおさまっている、ということってありませんか?

筆者は、心配性なくせに、先生とお話できるとそこでなんだかホッとしてしまって肝心なことを聞き忘れて帰ってきてしまううえ、説明が得意でないというところがあって、親として、もう改善課題が満載です。

ですが、あるとき、閃いて、ひどい時に撮った写真を先生に見ていただきながら「先生、〇日前の雨の日はこんなでした。ステロイドは〇日から〇日間塗っていました」とお伝えすると「これは〇〇ですよ、〇〇しておくといいですよ」というふうに具体的なケア方法をアドバイスいただけました。とっても有意義な診察を受けられて、足取り軽く病院から帰ってきた記憶がよみがえってきます。そこで安心したきりじゃ、まただめなんですが^^;

ということでまとめると、

Point ☆ これやってみてよかった!

ひどい時の患部を写真に撮っておいて、受診の時に見ていただいてアドバイスいただく

おまけ 

Point ☆ これやっとけばよかった!

おむつの取れている子は、痛みでお漏らししてしまうこともあるので、摘除の受診の時に替えのパンツがあるといいですよ!

7.アトピーの子の水いぼ治療対策

7-1.身体に広がらないようにする予防

水いぼのウイルスが広がらないようにするには掻き壊さないことが肝心で、ただでさえカサカサ、ガサガサの肌を引っ掻きがちなアトピッ子は

  • ひっかかないように爪をまめに切る
  • まめに保湿する

このほかに、熱湯消毒は、ウイルスの力を弱めることができるとのことなので、掻き壊した水いぼと触れた肌着は熱湯で洗い流したりするのもよいかと思います。

7-2.ほかの人からウイルスをもらわないための予防

水いぼに罹っている子と肌がふれあう機会がある場では、

  • 長袖を着たり、プールでは長袖(のラッシュガード)を着る
  • 一緒に遊ぶ遊具やタオルの共有を避ける

7-3.治療方法

アトピーが落ち着いて痒がって掻くことも減れば、水いぼウイルスの感染が全身に広がるリスクも減ります。アトピーや飛びひ、カポジウイルス性発疹症などの症状があるうちは、それらを治さないうちに、水いぼ摘除施術をすることをお医者さんは勧めていませんでした。

アトピーを先に治しておけば、併発する飛びひやカポジウイルス性発疹症に罹ってしまうリスクを防ぐこともでき、余計な病気にかかって摘除の機会を逃すことなく、スムーズに水いぼ摘除に臨むことができます。

そして、自然治癒を待たないで、極力早くイボが少量のうちに、そして小さいうちに摘み取ってしまうと広がりにくいことがわかりました。

水いぼは大量に摘除した後でも潜伏しているものもあることを考えると表に現れているものをひとまず一気に取れるだけとるのが、早く確実に水いぼとサヨナラする一つの有効な手段ではないかと思いますがいかがでしょうか。

また、筆者の息子の体験から、大きくなってゆくイボが無数に点在している場合には、麻酔テープで限られた数を何度も受診して摘除していくよりは施術が痛くても、確実に大量に短期決戦で摘除すること優先するほうが得策だと実感しました。そういうことから、状況によっては、麻酔テープなしもやむなしです。

もし、麻酔テープなしになった場合でも、子どもの勇気をねぎらって、一緒にがんばろう、と前向きになることで、親子間の絆も深まりますし、子どもも一つたくましく成長できます。

アトピッ子が水いぼと速やかのサヨナラするための治療方法をまとめると、

  • 水いぼが小さくて少量のうちに一気に取り去る
  • アトピーで肌が荒れている時はまずアトピーの皮膚症状を落ち着かせるのが先
  • 保湿でいつも肌をよい状態に保つ努力をする
  • ステロイド外用で水いぼが増えることがあることは医学的に証明されているけれど、医師が指示する量のステロイド剤を塗る分には免疫抑制の影響は心配せず用法用量を守ってアトピーを落ち着かせる(でも念のため水いぼにステロイド剤が付着するのは極力避けはする)
  • アトピーが痒かったら処方の抗アレルギー剤を服用して、掻かないようにする
  • アトピーが落ち着いていている時に短期決戦で極力一気に大量摘除する
  • 大量に一気に摘除するときは痛みを避けるより全部を早く取り去ることを優先する
  • 長期間ステロイド外用薬を塗る場合は医師にこまめに診ていただきながら、塗る量、期間を決めていただき、自己判断で止めたり塗り続けたりしない
  • 不明点があったら医師に具体的に悩んでいることをまめに相談する(途中で不安になって気持ちが揺れ治療方針がぶれると治りが遅い)

8.おしまいに

8-1.子どもたちみんなが快適に過ごせるように

最終章になりました。ここまで、長いお話にお付き合いいただいてありがとうございます。

いかがでしたでしょうか。水いぼの特徴や、治し方、アトピーとの関係など、ちょっと知っておくだけでも、水いぼ治療にかかる期間は、グッと短く抑えられる可能性があると感じていただけたでしょうか。

水いぼのせいで保育園・幼稚園・学校生活を楽しめなくなってしまったら残念です。保育園や幼稚園、小学校に通っているのか、ふだんから健康な肌なのか、肌の弱い子なのか、お友達と触れ合う機会の多いスポーツをする子なのか、など、お子さんのおかれている状況にあわせて、専門医の先生にご相談に乗っていただきながら、一番良い治療方法を選んでいけたらいいですね。

そして、集団生活の場など、多くのお友達と肌が触れ合う場で、ほかの子に感染させない、感染を受けないように、保護者や施設管理、監督側の皆さまはじめ、関わる大人が温かな心遣いや工夫をしてやることで水いぼ罹患の子も肌が健康な子たちもみんなが揃って楽しく、安心してのびのびと集団生活を送れるとよいなと思います。

8-2.貴重なスキンシップタイム

最後になりますが。良性のイボとわかっていても、痛々しく荒れた肌を見ると親心に胸が痛むものですし、治療の痛みがピンセットで取るときの一瞬のことだと頭でわかっていても、いつ落ち着くのかわからない水いぼに向き合うことは親子ともになかなしんどいものですよね。

だけど、そんな水いぼやアトピーと付き合う期間も、親子のスキンシップをとる貴重な時間に変えて乗り切っていきませんか!

ゆったりした気持ちで触れ合いながらスキンケアをしたり、お薬を塗るときも嫌な気持ち暗い気持ちにならないよう、前向きな声掛けをしながら塗ったりして、子どもから笑顔を引き出せたら素敵ですね。スキンシップには肌トラブルで溜まっている心のストレスを軽くする効果も大きいことでしょう。

家事に、仕事に、子育てに、ほんとに忙しいけれど、大事なわが子が、肌も元気になって、お友達と楽しく仲良くのびのび毎日を過ごせるように親の私たちも正しい情報を集めたり、受診する病院の先生とよく相談しながら治療方法を選んであげたいですね。

ご一緒にがんばりましょうね。

お読みいただいてありがとうございました。

お子さんが早くご快復されますように。。。

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