どんぐりの木と実の探し方 | さいたま市ならココで見つかる!

どんぐりの実

「どんぐり拾いにいこ~♪」ってお子さんから言われて、あれっ?そういえばどこだったらあったっけ。と固まってしまったのはわたしだけでしょうか。

今回は、さいたま市でどんぐりの見つかる場所、探し方、遊ぶ前の処理の方法について体験談をもとにまとめてみました。

お出かけ前に、たのしいどんぐり探しにお役に立てたらと思います。

早速ですが、どんぐりの実って何月だったらとれるんでしょう? 9月? それとも10月になってから?

さいたま市の場合、、、

どんぐりが実る時期は?

さいたま市では8月下旬に強風に飛ばされた青いどんぐりの木の実をたくさん拾えましたが、落ちた実を拾い始められるのは10月下旬くらいからでしょうか。11月上旬になると、公園で子どもたちが、落ちているドングリを拾い集めてましたよ。

次はどんぐりの実探しが上手になるにはどうしたらいいのかな? というところを探ってみましょう。

どんぐりの木と実の上手な探し方

どんぐりの木の基礎知識

「どんぐりの実」はブナ科の木(コナラ属、クリ属、マテバシイ属、シイ属、ブナ属など)の樹木につく果実のことを指していて、学術的には「堅果」と言うんだそうです。

種じゃなくて実なんですね! ちなみに帽子の部分は「殻斗」と言うそうで、「斗」っていうのは柄杓のことだそうです。なるほど~! 言われてみればその通りあのベレー帽のような帽子、「ひしゃく」の形にも似てますね。

では、この「どんぐりの実」、どのくらい種類があるのかご存知ですか?

なんと! 日本全国で自生しているどんぐりは22種類もある、つまりどんぐりも22種類はあるんですね

”The どんぐり!”っていうような楕円形のものがあったり、コロンとした可愛い形のがあったり。また、帽子「殻斗」の形もベレー帽みたいなのもあればや、もじゃもじゃのタイプのものもあったり。それに、ブナ科の木であっても、ブナや栗、シイの実などのように、いかにも”どんぐり”という見た目ではない形もあったりと、実に様々です。

調べはじめたら、それぞれに特徴に個性があって、一つ一つ特徴を覚えるのは一朝一夕にはいかなそう。

ブナ科22種類で共通しているのは「堅果」と「殻斗」があることだけなのだそうです。

実の形だけではなく、木そのものの特徴もさまざま。同じブナ科の木でも葉の形でも縁がギザギザしている種類もあれば、ツルッと滑らかで光沢感のある種類もあったり、そして幹の樹皮の様子も22種類それぞれ多様です

では、素人の私たちは何を手掛かりにどんぐりの実を探したらいいのでしょうか?

地元の方から教えていただくのがイチバン確実

公園をさまよっていたら、今回、北浦和公園に遊びにいらしていた方から「あっちにあるわよ!」と教えていただき、無事に池のそばのくぬぎの木のどんぐり拾いができました。

教えてくださった方、ありがとうございます^^♡

図鑑を片手に探しても、そう簡単には見分けの勘も養えず、教えていただいたり、地面に落ちていた実をたよりにどんぐりの木を見つけた、という結果になりました。

自力で図鑑片手に探すより、やっぱり、地元でお散歩をされてる方遊んでいる子どもたちから教えてもらったりするのが確実、ということでしょうか。子どもさんの通われている幼稚園・保育園の先生方などもお詳しいでしょうから教えていただくのもよいかもしれませんね。

次はあなたとわたしがドングリ博士?!

教えていただいて実際に実を拾ってみてから、その木の樹皮や葉の特徴を実地に覚えて次の場所でのどんぐり探しに活かす、というふうにしてどんぐり探しの知恵を身に付けていくと、次の別の公園や雑木林でも探しやすくなるのかもと感じました。

あっちの公園、こっちの雑木林、、、と何度か探すのを繰り返しているうちに、もしかしたら、貴方しか知らないどんぐりの木が見つかるかもしれないですよね。ゆくゆくは、あなたや私が、誰かのどんぐり博士になって子どもたちに教えてあげられるかもしれません♪

実際に見つけたクヌギとスダジイのドングリのお話

次の写真は教えていただいた北浦和公園のクヌギの樹皮の様子です。夏にはカブ&クワが集まり、秋にはどんぐりが取れるクヌギ、子どもたちの人気の木ですね。

クヌギの樹皮

クヌギの樹皮 @北浦和公園

木の樹皮が図鑑通り! というだけでなんだか感激^^♪ ミニ図鑑を持ってどんぐり探しに行くのも楽しいですよ。

クヌギの木は落葉樹。なので、落ち葉もいっぱい落ちていて、落ち葉をかき分けながら埋もれた実を探しました。

クヌギの葉は、縁がとがって葉脈に沿って飛び出ているのが特徴ですね。

クヌギの実と葉

クヌギの実と葉

クヌギが落葉樹だったからどんぐりって落葉樹の木の実なのかと思ったらちがうんです。おなじブナ科でも常緑樹と落葉樹の両方あるんですよね。

  • 常緑樹=13種類:カシの木、シイの木など
  • 落葉樹=9種類:ブナ、カシワ、クヌギ、コナラなど

です。

北浦和公園では、ほかにも美術館そばにスダジイの木がありました。柵で囲われているので手を伸ばせる範囲でのどんぐり拾いになりました。

拾ったどんぐりの実

拾ったどんぐりの実

スダジイのどんぐりは先端から殻斗が3つに割けて中から細長い堅果がでてきます。

シイの木は常緑樹なのでスダジイの木の葉もツルっと光沢があり、11月でも表面は深緑色でした。

常緑樹スダジイの木の深緑色の葉

常緑樹スダジイの木の深緑色の葉

しかし、拾っても拾っても拾いだすときりのないどんぐりの実。1本の木からどのくらい採れるのでしょう?

1本の木にどのくのらいの数のどんぐりが実るの?

本やネットで調べてみたところ、1本の木から種類によって150~700個弱くらい成るようですよ。クヌギだと樹齢30~40年の標準的なもので1本で300個から2000個実が取れるようです。

なんでそんなに個数に幅があるのかというと、樹齢が若いか老木かの差以外に、1年成と2年成の木があることも関係するのかなと思います。

どういうことかと言いますと、花が咲いてその年の秋に実る1年成のどんぐりと、花が咲いて翌年の秋に実る2年成のどんぐりがあるのだそうです。

  • 1年成はコナラ、ナラガシワ、ミズナラ、カシワ、ブナ、栗。
  • 2年成はクヌギ、アベマキ、ウバメガシ、カシの木などです。

クヌギもスダジイも2年成なので、或る年は少なく、翌年はたくさん取れるということなのでしょうか。

さて、どんぐり探しのヒントご紹介に続き、次はどんぐりの見つかる公園をリストにまとめました。お目当ての公園が見つかったら早速探しにお出かけしてみましょう!

どんぐりの木が見つかる公園・緑地@さいたま はこちら!

さいたま市10区全域でどんぐりを見つけられる公園は結構たくさんありました。

どんぐりが見つかる公園・緑地@さいたま市

公園の名前 所在地
調(つきのみや)公園(調神社のそば) 浦和区 岸町3丁目
浦和中央公園(玉蔵院のそば) 浦和区 仲町2丁目・高砂2丁目
常盤(ときわ)公園 浦和区 常盤1丁目
北浦和公園 浦和区 常盤9丁目
浦和北公園(北浦和公園内) 浦和区 常盤9丁目
舟山(ふなまや)公園 南区  南浦和3丁目
もみじ公園 南区  南浦和3丁目
さくら公園 南区  南浦和3丁目
一ツ木(ひとつぎ)公園 南区  南本町1丁目
明花(みょうばな)公園 南区  大字大谷口
八王子公園 中央区 八王子4丁目
与野公園 中央区 本町西1丁目
芝原中央公園 緑区  芝原3丁目
大崎公園 緑区  大崎3170-1
東浦和中央公園 緑区  東浦和4丁目
見沼通船掘(みぬまつうせんぼり)公園 緑区  大字大間木、他
さぎ山記念公園 緑区  南部領辻359-1、他
見沼自然公園(さぎ山記念公園内) 緑区  南部領辻450-1
土呂(とろ)公園 北区  土呂町1丁目
見晴(みはらし)公園 北区  土呂町2丁目
三貫清水(さんかんしみず)緑地 北区  奈良町57-1
つつじが丘公園 北区  吉野町2丁目
三橋(みはし)総合公園 西区  三橋5丁目
東大宮中央公園 見沼区 東大宮5丁目
鎌倉公園 見沼区 御蔵字大ヶ谷戸
鴨川みずべの里 大宮区 三橋4丁目
大和田公園 大宮区 寿能町2丁目、他
大宮公園 大宮区 高鼻町2丁目、他
秋ヶ瀬公園 桜区  道場、大字下大久保、他
小川原屋敷林 岩槻区 馬込1312
赤間堀ふるさとの森 岩槻区

どんぐり便り(http://www.green-acorns.com/index.html)などを参照

お住まいの地域のそばの公園はありましたか?

お近くになくてもちょっと足を延ばして秋を楽しまれるのも素敵です。

さっそく収穫したどんぐりで遊びましょう。

あそびかたもいろいろ

串を刺してやじろべえ独楽に、色を塗ってアクセサリーキーホルダーリースの飾りジオラマのパーツに、モビールに。缶やペットボトルにそのまま入れて楽器に。空き箱で作った迷路に転がしてみたり、実の平らなほうに穴をあけてにする、などなど、どんぐり遊びは限りなくたくさんありますね。

たくさん拾って親子でどんぐり遊びを楽しんじゃいましょう!

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